このコロナ禍は、私たち、Behavioral Scientists(行動科学者)にとって、今までにない大きな社会実験となりました。これまで、このように世界中全ての方々が同時に隔離生活を送るような状況は過去にありませんでした。そしてテクノロジーの発達とともに、自宅勤務ができるために、家で仕事をしながら生活を送る方々も急増しました。 通常生活に戻ることは、今まで通りの生活に一気に戻るのではなく、”New normal”、新たな基準を持つ生活を始めることとなるようです。実は、American Psychological Association (APA)の調査によると、49%のアメリカ人が対面での交流について不快に思う、そして、なんと今年4月には400万人もが仕事を辞めたそうです!社会が復帰したことで、今まで通りに色々な活動に戻れる、子供の邪魔がない自分の仕事場で仕事ができるなどほっとした思いを抱く方々もいますが、その反面、外に出て行動することへの不安を抱く方々も多くいます。コロナのために、私たちは今までにないストレスを感じていますが、一方で、通勤、通学なしで自由の時間が増えた。気の合わない同僚などを対面で接することや、気の進まない社交の場を避けることができるなどという利点もありました。そんな中、広場恐怖症の一つで言われてきた、”Cave Symdrom”を持つ人々が、今回のパンダミック後に増えてくるのではないかと言われています。(広場恐怖症は強い不安に襲われたときにすぐに逃げられない、または助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱く状態です。)。
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